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米カリフォルニア州でのイベントで話すインテルのタンCEO=ロイター

 経営不振に陥っている米半導体大手インテルに対して、ソフトバンクグループ(SBG)が20億ドル(約3千億円)を出資する。両社が18日、発表した。インテルをめぐっては、先端半導体の国内製造を重視するトランプ米政権も出資する計画が報じられている。SBGは米政権の意向に沿って、米国の「製造業復活」を後押しする。

 SBGはインテルの株式を1株あたり23ドルで取得する。今回の出資で、SBGはインテル株の約2%を握り、第5位の株主になるとみられる。

 インテルは、最先端チップを製造できる唯一の米国企業。ところが、AI(人工知能)向け半導体の開発は米半導体大手エヌビディアに、製造でも台湾積体電路製造(TSMC)に後れをとったことで、不振が続いていた。

 SBGの孫正義会長兼社長は…

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